尖圭コンジローマは男女どちらにもみられる性感染症で、性行為をきっかけに広がることが多いとされています。イボができるまで気づかないケースも多く、「いつ感染したのか分からない」という方も珍しくありません。男性は違和感が軽く、見逃されやすい傾向があります。女性も腟内や子宮頸部にイボができると外から見えにくく、診察ではじめて分かる場合があります。
ここでは、尖圭コンジローマの症状や感染経路、潜伏期間、検査方法、治療の流れ、検査料金の目安まで詳しく解説します。不安がある方は、この記事を参考にしながらご自身の状況を整理する際の手がかりにしてください。

| 検査プラン・治療料金 | |
|---|---|
| 尖圭コンジローマ診察(視診) | 4,200 円 |
| 尖圭コンジローマ治療 | 5,400 円/週 |
| 低リスクHPV検査 | 7,400 円 |
尖圭コンジローマとは?

尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルス(HPV)6型・11型が原因で、性器や肛門まわりにイボが現れる感染症です。
イボは乳頭状やカリフラワー状に盛り上がり、かゆみや違和感を伴う場合があります。
感染は性行為時の皮膚や粘膜の接触で起こり、症状がなくても相手に広がることがあります。
妊娠中はイボが大きくなることがあるため、状況に応じたケアが必要です。良性の疾患ですが広がりやすいため、気になる変化があれば早めの確認が大切です。
尖圭コンジローマの症状

尖圭コンジローマは、主に性器周辺や肛門周辺にイボが出現することが特徴的な性感染症です。初期には、先端が尖った小さなイボとして現れますが、治療をせずに放置すると次第に大きくなり、数も増えていきます。さらに、複数のイボが癒合することで、カリフラワー状の外観になることもあります。
女性では、膣の内側など自分では確認しにくい部位にイボができる場合があり、気づかないうちに進行してしまうケースも少なくありません。
これらのイボは、通常かゆみや痛みを伴わないのが特徴です。また、尖圭コンジローマは性器だけでなく、口腔や喉にも感染することがあります。口の中や唇、喉に感染した場合も、感染部位にイボが形成されます。口腔内にできたイボは口内炎と間違われることがありますが、痛みがほとんどない点が尖圭コンジローマの特徴の一つで、見分ける目安となります。
尖圭コンジローマの原因
尖圭コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染によって発症する性感染症の一つです。HPVは子宮頸がんの原因ウイルスとして知られていますが、尖圭コンジローマも同じHPVが原因で起こります。
HPVには多くの型が存在し、それぞれ番号で分類されています。型によって性質が異なり、がんを引き起こすものもあれば、イボのみを形成して悪性化しないものもあります。
尖圭コンジローマは「低リスク型」と呼ばれるHPV6型・11型への感染によって発症します。全体の90%以上はこの2つの型が原因とされており、いずれも非腫瘍性で、がんへ進行するリスクは低いと考えられています。
尖圭コンジローマの潜伏期間
尖圭コンジローマの原因となるHPVは、性行為などの性的接触によって、皮膚や粘膜にできたごく小さな傷から侵入します。潜伏期間は約2週間〜8か月と幅が広く、感染した時期や感染源を特定することは難しいとされています。
HPVが体内の細胞に侵入すると、一定期間の潜伏を経てイボ(乳頭腫)として現れます。ただし、感染しても必ず症状が出るわけではなく、症状が出ないまま経過するケースや、潜伏感染の状態が続くこともあります。
尖圭コンジローマの検査方法

尖圭コンジローマの診断は、主に医師が患部を直接確認する視診によって行われます。イボ状の隆起など、尖圭コンジローマに特徴的な症状の有無をもとに判断します。
当院では、HPV低リスク型に対する精密検査を実施しており、尖圭コンジローマの感染リスクを調べることが可能です。検査についてご不安やご不明な点がある方は、お気軽にご相談ください。
また、女性の方は膣分泌物を用いたHPV高リスク型の精密検査も受けていただけます。
コンジローマのあるパートナーとの性交があり感染リスクがあること、視診で特徴的なイボを認めることから診断されます。また、患部のぬぐい液よりウイルスDNAを検出することで診断することも可能です。ただし、潜伏期間が平均2~3か月前後あるため、感染機会があってもすぐには症状が現れず、検査可能時期はイボの症状が現れてから行います。
全型HPV検査
HPVの型によっては、感染した細胞から子宮頸がんなどの悪性腫瘍をもたらすものがあります。それら悪性化に関わる代表的なHPVの型のDNAを含めて、尖圭コンジローマの原因となるDNA型を検出します。
全型HPVの精密検査により、早い段階でがんを発見できる可能性があります。もし陽性ならば、早急の子宮頸がん検診(細胞診)が推奨されます。
尖圭コンジローマの治療

外科的処置:電気メス・レーザー
東京検査クリニックでは、尖圭コンジローマに対しては外用薬のみの対応となっております。塗り薬と外科的療法、凍結療法どちらも特徴があり、優劣をつけることはできません。
塗り薬:ベセルナクリーム5%
ベセルナクリーム5%(有効成分:イミキモド)は、尖圭コンジローマに対する治療薬として広く使用されています。治癒率は約60〜90%、再発率は約20〜30%とされており、症状や経過によっては複数回の治療が必要となる場合があります。
ベセルナクリーム自体には、ウイルスを直接殺す成分は含まれていません。尖圭コンジローマの原因であるHPV(6型・11型)は、免疫細胞に気づかれにくい性質を持っており、その結果、体が異変を察知できずイボが徐々に増大してしまいます。
ベセルナクリームを塗布すると、塗布部位に免疫細胞が集まり、ウイルスに感染した細胞ごと攻撃・破壊します。つまり、この治療法は自身の免疫反応を活性化させて治癒を促す治療といえます。
ベセルナクリームを使用した治療方法
ベセルナクリームによる治療には、以下の使用ルールがあります。
- 週3回、隔日で塗布(例:月・水・金)
- 塗布後6〜10時間で石鹸を使用して洗い流す
- 膣や肛門などの粘膜部位には使用しない
これらのルールを守ったうえで治療を行うことが重要です。
使用上の注意点
ベセルナクリームを毎日使用すると、免疫反応が過剰に起こり、正常な皮膚まで傷つけてしまう可能性があります。また、適正な作用時間は6〜10時間であり、それ以上塗布したままにすると炎症や痛みが強く出ることがあります。
特に、膣・肛門などの粘膜部位や尿道付近は薬剤の吸収率が高く、強い痛みや腫れを引き起こす恐れがあるため使用できません。塗布できるのは、医師から指示された部位にあるイボのみとなります。
なぜ尖圭コンジローマは再発しやすいのか
尖圭コンジローマは治療後も再発しやすく、再発率は約20〜30%と、性感染症の中でも比較的高い水準にあります。再発が起こりやすい理由はいくつかあり、ここでは主な原因を3つに分けてご説明します。
① 見えているイボはごく一部だから
目に見えるイボは、ウイルスに感染した細胞が盛り上がって現れた部分にすぎません。治療によって除去できるのは、あくまでこの「見えている部分」のみです。実際には、その周囲の一見正常に見える皮膚にもウイルスが潜んでいることがあります。
② ウイルスが「ドーナツ状」に広がっているため
ウイルスはイボの中心だけに存在しているわけではありません。多くのケースでは、イボを中心として周囲の皮膚に輪状(ドーナツ状)に広がっていることが確認されています。
そのため、イボをギリギリで切除・治療した場合でも、外側の正常に見える皮膚にウイルスが残り、傷が治る過程でフチから再びイボが出現することは珍しくありません。
③ 潜伏期間が長く、時差があるため
HPV(ヒトパピローマウイルス)の潜伏期間は約3週間〜8か月と非常に長いのが特徴です。そのため、治療後に新たに出てきたイボが「治療で取り切れなかったもの」なのか、「数か月前に感染して潜伏していたものが今表面化したのか」を区別することは困難です。
このような潜伏期間の長さから、治療中〜治療後の数か月間に複数回イボが出現する時期が生じることがあります。
尖圭コンジローマの検査・治療料金
当院では、尖圭コンジローマの検査を男女問わず安心して受けられるよう、複数のプランをご用意しています。尖圭コンジローマは視診で確認する項目のため、より多くの感染症を一度に調べたい場合は、網羅的に検査できるプランを選んでください。
| 検査プラン・治療料金 | |
|---|---|
| 尖圭コンジローマ診察(視診) | 4,200 円 |
| 尖圭コンジローマ治療 | 5,400 円/週 |
| 低リスクHPV検査 | 7,400 円 |
| 男性HPV(中・高リスク)検査 | 9,800 円 |
| 女性HPV(中・高リスク)検査 | 12,800 円 |
| HPV全型検査 | 26,800 円 |
| パーフェクトチェック | 39,800 円 |
尖圭コンジローマの治療は、症状の広がりや部位に応じて外用薬を使用します。その他の症状も併せてみたい場合はセット検査をお勧めしています。

東京検査クリニックのポイント

01 保険証不要で匿名検査が可能
02 JR五反田駅徒歩2分の好立地
03 検査後そのまま治療が可能
尖圭コンジローマに関する
よくあるご質問
Q. 性行為以外でも尖圭コンジローマに感染しますか?
尖圭コンジローマは、主に性行為での皮膚や粘膜の接触で広がります。
キスや日常会話、同じ食器の使用などから感染する可能性は極めて低いとされています。ただし、イボに触れた手で性器に触れるなど、手指を介した広がりが起こる場合があります。トイレの便座や浴槽からの感染は、現時点でほとんど報告されていません。
Q. 見た目で自分で尖圭コンジローマか判断できますか?
尖圭コンジローマは乳頭状やカリフラワー状のイボが特徴ですが、自己判断だけでは正確とは言えません。
ニキビや汗疹、フォアダイス斑、生理的な隆起など、見た目が似ている状態は多くあります。性器ヘルペスや伝染性軟属腫など、別の病気との区別が必要な場合もあります。形だけで判断せず、専門的な診察で確認することが大切です。
Q. イボが自然に消えた場合、治ったと考えていいですか?
尖圭コンジローマのイボは、免疫の働きで自然に小さくなり、消えることがあります。
ただし、見えているイボが消えても皮膚や粘膜にHPVが残ることは珍しくありません。そのため、時間がたって同じ場所や近い部位に再びイボが現れることがあります。「跡形もなく消えた=完治」とは言い切れない点が特徴です。
Q. かゆみだけでも尖圭コンジローマの可能性はありますか?
かゆみだけでは、尖圭コンジローマかどうかは判断できません。
イボができる過程で軽いムズムズ感が出る場合はありますが、湿疹やカンジダ症、かぶれなどでも同様のかゆみが起こります。性行為後にかゆみが続き、小さな隆起が同時に見られる場合は注意が必要です。かゆみの原因は複数あるため、性状や経過を踏まえて確認することが大切です。
Q. 視診だけで本当に正確にわかりますか?
尖圭コンジローマは、日本性感染症学会のガイドラインでも「視診が基本」とされています。
典型的な鶏冠状や乳頭状のイボであれば、見た目だけで診断できる場合が多いとされています。ただし、硬さや色が通常と異なる場合や、治療に反応しない場合は組織検査を行うことがあります。視診を軸にしつつ、必要に応じて追加の検査で確認する流れが一般的です。
Q. 恥ずかしくて診察を受けにくいのですが、大丈夫でしょうか?
性器の相談は恥ずかしさを感じやすいテーマですが、医師にとっては日常的に対応している症状の一つです。
尖圭コンジローマを含む性感染症は、誰にでも起こりうる一般的な病気と考えられています。診察では体を露出する範囲を最小限にし、必要な部位のみ短時間で確認します。うまく説明できない場合は、「性病かもしれない」と伝えるだけでも問題ありません。
Q. 尖圭コンジローマと性器ヘルペスの違いは?
尖圭コンジローマはHPVが原因で、皮膚が盛り上がったイボがゆっくり増えていく病気です。
原因ウイルスが異なります。性器ヘルペスはヘルペスウイルスが原因で水ぶくれができて破れ、浅い潰瘍になることが多いとされています。コンジローマは痛みが軽い場合が多く、ヘルペスは強い痛みや排尿時のしみる感覚を伴いやすい点も違いです。見た目や経過が異なるため、診察で判断していきます。
MESSAGE
当院からのメッセージ

ご不安やお悩みにしっかりと寄り添い、
心からご満足いただける医療サービスを。
当院では、性病の検査・治療を人目を気にせず受けられるよう、プライバシーに配慮した環境を整えております。感染症は周囲に相談しづらく、お一人で不安を抱えてしまう方も少なくありません。私たちは、そうしたお悩みに真摯に向き合い、患者様が通いやすいスムーズな診療体制を構築しています。
不安や疑問に丁寧に寄り添い、受診してよかったと感じていただける医療サービスの提供を目指しております。どんな些細なことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
東京検査クリニック 五反田院
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