B型肝炎・C型肝炎は、男女どちらにも起こり得るウイルス感染で、血液や体液をきっかけに広がることが多いとされています。C型肝炎は症状がほとんど出ないまま続くことが多く、「いつ感染したのか分からない」というケースも珍しくありません。
男性はだるさや発熱を疲労と捉えやすく、女性も体調の変化が別の不調に見えてしまうことがあり、検査ではじめて感染が判明する例もあります。
本記事では、B型肝炎・C型肝炎の症状や感染経路、潜伏期間、検査方法、治療の進め方に加え、放置した場合のリスクや検査料金まで詳しく解説します。不安を感じている方は、この記事を参考にご自身の状況を整理してみてください。
B型肝炎とは

B型肝炎とC型肝炎は、肝臓に炎症を起こすウイルス感染で、どちらも血液や体液を介して広がります。
B型は母子感染や性行為でうつりやすく、C型は主に血液との接触が原因とされています。症状はだるさや食欲不振、黄疸などがみられます。
主な感染経路には性行為、血液接触、汚染された器具の共有があります。B型は成人の多くが自然に改善しやすい一方、乳児期に感染すると長く続くことがあります。C型は自覚症状が乏しく、気づかないまま慢性化する人もいます。
どちらも早めの検査が役立つため、不安があるときは一度状況を振り返り、早めに相談することが大切です。
B型肝炎とC型肝炎の違い
B型肝炎とC型肝炎はどちらも肝臓に炎症を起こすウイルス感染ですが、性質や広がり方、治療の方向性には大きな違いがあります。代表的な違いは、以下になります。
- 血液・体液・性行為・母子感染で広がりやすい
- 成人感染は自然に治ることが多い
- 乳児期の感染は約90%が慢性化しやすい
- 治療はウイルスの増殖を抑える薬が中心
- 主に血液を介して感染する
- 急性期の約70〜80%が無症状のまま進行
- 慢性化しやすく、長期的に肝硬変や肝がんの原因となる
- 現在は飲み薬によるウイルス排除が主流
同じ「肝炎」でも進行の仕方や治療の目的が大きく異なるため、早めに状態を知っておくことが重要です。
B型肝炎の感染者数
B型肝炎の感染経路
B型肝炎とC型肝炎はいずれも血液や体液を通じて感染するウイルスで、日常生活の接触ではうつらないとされています。感染に関わるのは、血液・精液・膣分泌液などが体内に入り込む場面です。B型肝炎は性行為による感染が起こりやすく、C型肝炎は血液を介した感染が中心とされています。どちらも自覚症状が乏しいまま進むことがあるため、感染経路を知っておくことが大切です。
主な感染経路は、以下になります。
- 性行為での血液や体液の接触
- 針や医療器具の共用(注射針、ピアス器具、刺青など)
- 感染者の血液が傷口や粘膜に触れる
- 過去の輸血や血液製剤(現在は厳しく管理されている)
- 出産時の母子感染(B型で特に多い)
B型肝炎は母子感染と性行為が主な経路で、成人でも感染することがあります。C型肝炎は血液を介する感染が中心で、器具の共有などでも広がることがあります。
B型肝炎の症状
B型肝炎(HBV)の無症状率
C型肝炎(HCV)の無症状率
女性の無症状率:約30〜50%
男性の無症状率:約30〜50%
女性の無症状率:約70〜80%
男性の無症状率:約70〜80%
B型肝炎は急性期でも約3〜5割が症状に乏しく、倦怠感や黄疸が軽いまま回復することがあります。C型肝炎は急性感染の約8割が無症状とされ、自覚がないまま慢性化する人も多いと報告されています。性別で大きく差が出ると示す明確なデータはありませんが、どちらも気づかないうちに進行しやすい点が特徴です。
ここでは、女性と男性に分けて、それぞれに見られる症状を紹介します。
女性に多い症状
B型肝炎・C型肝炎は男女どちらにも起こりますが、女性は初期の変化がほかの不調と重なりやすく、気づきにくいことがあります。特にC型肝炎は自覚症状がほとんどないまま進むことが多く、日常の体調不良として見過ごされる例もあります。疲れやすさやおりものの変化、月経前後の不調と勘違いしてしまうことも珍しくありません。
主な症状は以下になります。
- 強い疲労感が続く
- 食欲低下や吐き気
- おりものの変化や下腹部の違和感
- 皮膚や白目が黄色っぽく見える(黄疸)
- 発熱や関節のだるさ
女性はホルモンバランスで体調が揺れやすく、肝炎のサインを見落としやすい傾向があります。違和感が続くときは、一度検査を受けておくと安心です。
男性に見られる症状
男性もB型肝炎・C型肝炎に感染すると、全身のだるさや発熱が出ることがありますが、軽い場合は「疲れ」と思い込んでしまうことがあります。特にB型肝炎は、急性期に症状がはっきり出る人もいれば、ほとんど自覚しないまま回復する人もいます。
主な症状は以下になります。
- だるさや発熱が続く
- 食欲不振や胃の不快感
- 尿の色が濃くなる
- 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
- 筋肉痛や関節の痛み
男性は仕事の疲労と症状を混同しやすく、受診が遅れがちです。軽い症状でも続く場合は、肝臓の状態を確認しておくと安心です。
B型肝炎は急性症状が出る人もいますが、約3〜5割は症状が軽く発見が遅れやすいとされています。C型肝炎は急性感染の約7〜8割が無症状で、慢性化するまで気づかれないケースも多いと報告されています。
B型肝炎の検査方法

B型肝炎は採血検査で診断されます。
当院ではHBs抗原 (=現在の感染を表すもの)、HBs抗体(=治癒した過去の感染を表すもの)、HBc IgM抗体(=感染早期に上昇するもの)を組み合わせて感染を判断します。
B型肝炎ウイルス(HBV)に現在感染しているかどうかを示すHBs抗原は、感染後2ヶ月ほどしてから上昇するとされており、それ以前では陽性と判断できず、感染に気付かないことがあります。
血液検査
「HBs抗原」は、体内にB型肝炎ウイルスが存在しているかを確認する検査項目です。これが陽性の場合、現在ウイルスが体内にいる状態を示します。また「HBc-IgM」は、最近B型肝炎に感染したかどうかを判断する目的で用いられる検査です。
加えて「HBs抗体」を調べることで、B型肝炎ウイルスに対する免疫の有無が分かります。この抗体が陽性であれば、過去の感染によって治癒した、あるいはワクチン接種によって免疫が獲得されている状態を意味します。
核酸定量検査
「HBV DNA定量検査」と呼ばれる核酸定量検査です。血中にどれだけB型肝炎ウイルスの遺伝子がいるかを調べ、病勢(ウイルスの勢い)の評価に用います。
肝機能検査
B型肝炎ウイルスに感染すると、肝臓に負荷がかかり、障害が生じることがあります。この検査では、肝臓が正常に働いているかを確認します。検査を行うことで、肝臓に炎症や異常が起きていないかを評価することが可能です。
肝生検
肝生検は肝臓の組織を一部採取し、B型肝炎による肝障害の程度や、病変がどの段階まで進んでいるかを評価する検査です。
<迅速検査>
院内でスクリーニングとしての当日迅速検査を行います。検査結果は最短30分でご案内可能です。陽性の場合は偽陽性の可能性もあるため外注検査にて確定診断をつけます。陰性の場合は真に陰性と判断できます。性感染症を専門に扱うクリニックとして、「検査の精度」「結果の速さ」「正確な情報提供」を徹底しています。
B型肝炎の治療

B型肝炎とC型肝炎の治療は、それぞれのウイルスの特徴に合わせて進められます。どちらも自覚症状が軽いまま長く続くことがあるため、感染が分かった段階で適切な治療方針を立てることが重要です。治療の中心は「ウイルス量を抑えること」と「肝臓への負担を減らすこと」です。
<主な治療方法>
- B型肝炎(HBV):核酸アナログ(エンテカビル、テノホビルなど)の内服
- C型肝炎(HCV):DAA(直接作用型抗ウイルス薬)による内服治療
- 肝機能を確認しながら定期的な血液検査
B型肝炎はウイルスを完全に排除することが難しい場合もあり、薬で増殖を抑えて進行を防ぐ方法が一般的です。C型肝炎は治療薬の進歩により、約8〜12週間の内服で多くの人がウイルスを排除できるようになっています。
治療開始後は、症状が落ち着いていてもウイルスが残ることがあるため、医師の判断に沿って内服を続けることが大切です。
B型肝炎の予防方法
B型肝炎とC型肝炎は、最初は症状がほとんど出ないまま進むことがあります。放置すると肝臓の炎症がゆっくり続き、気づかないうちに病気が進行してしまうことがあります。C型肝炎は無症状で慢性化しやすく、数年から数十年かけて肝硬変や肝がんに進む場合があるため注意が必要です。B型肝炎も長期間ウイルスが残ることで、同じようなリスクを抱えることがあります。
男女別の主なリスクは以下になります。
【男性の場合】
【女性の場合】
- 肝硬変や肝がんの発症リスクが上がる
- だるさや体調不良が長く続く
- 進行に気づきにくく受診が遅れやすい
- 疲れやすさや食欲不振が長期化する
- 妊娠中にウイルス管理が必要になることがある(B型は母子感染の可能性があるため特に重要)
- 自覚症状がほかの不調と重なり、発見が遅れやすい
肝炎は放置すると、取り返しのつかない段階まで進むことがあります。
B型肝炎の検査・治療料金
| 検査プラン・治療料金 | |
|---|---|
| B型肝炎検査(HBs抗原) | 3,980 円 |
| B型肝炎検査【迅速】 | 6,980 円 |
| B型肝炎検査(HBV-DNA) | 11,000 円 |
| 感染症血液チェック | 6,800 円 |
| 感染症血液チェック【迅速】 | 16,000 円 |
| ベーシックチェック | 9,800 円 |
| スタンダードチェック | 19,800 円 |
| パーフェクトチェック | 34,800 円 |
早めに状況を把握しておくことで、重症化の予防にもつながります。気になる方は早めに検査を考えておくと安心です。

東京性病クリニックのポイント

01 保険証不要で匿名検査が可能
02 JR五反田駅徒歩2分の好立地
03 検査後そのまま治療が可能
B型肝炎に関する
よくあるご質問
Q. 日常生活(キス・同居・タオル共有など)でも感染しますか?
B型肝炎は、血液や性行為での体液のやり取りが主な感染経路です。
食事の同席や同じ食器の使用、タオルの共有、握手、抱き合う、同じ浴槽に入るといった日常的な接触では感染しないと考えられています。キスについても、口の中に出血や傷がなければリスクは極めて低いとされています。
Q. B型肝炎ワクチンは大人でも効果がありますか?
B型肝炎ワクチンは乳児期だけでなく、大人になってから接種しても意味があります。
3回の接種を完了すると、多くの人でHBVに対する防御抗体がつくられ、将来の感染リスクを下げられるとされています。ただし、持病や免疫状態によって反応が弱くなることもあるため、必要に応じて抗体価の確認や追加接種について医師と相談することが大切です。
当院でもお取り扱いがありますので、ご希望される際はぜひご相談ください。
Q. コンドームで予防できますか?
B型肝炎は、性行為で感染しやすいウイルスのひとつのためコンドームによる予防は重要です。
C型肝炎は主に血液を介して広がりますが、出血を伴う性行為では感染が問題になります。コンドームは粘膜どうしの接触や血液・体液の交換を減らせるため、どちらの肝炎にも一定の予防効果が期待されます。ただし、完全にリスクがゼロになるわけではないため、ワクチン接種や定期的な検査も欠かせません。
Q. 検査は誰にも知られずに受けられますか?
医療機関には守秘義務があり、検査内容や結果が第三者に伝わることはありません。
受付や問診、採血も個室で行うなど、周囲の視線を気にせず受けられる環境を整えています。パートナーや家族へ結果をどう伝えるか迷う場合は、医師が伝え方や今後の向き合い方も一緒に整理しながら説明します。職場や学校に連絡が入る心配も基本的にありません。
Q. お酒を飲んでも大丈夫ですか?食事制限はありますか?
B型肝炎やC型肝炎がある場合は、肝臓に負担をかける習慣を控えることが重要です。
お酒は少量でも肝障害を進める可能性があり、多くのケースで禁酒や大幅な減酒を勧められます。食事は特別な制限よりも、脂質や糖分のとり過ぎを避け、野菜やたんぱく質をバランスよくとることが大切です。サプリや市販薬も肝臓に影響する場合があるため、自己判断で増やさず、気になるときは医師に相談しましょう。
Q. 治療すれば治りますか?完治するものですか?
C型肝炎は、現在は飲み薬のみの治療で高い確率でウイルスが検出されなくなるようになり、「治った状態」を目指しやすくなりました。
一方、B型肝炎は体内からウイルスを完全に排除することが難しい場合が多く、核酸アナログ製剤でウイルスの増殖を抑えながら、肝硬変や肝がんへの進行を防ぐ治療が中心です。どちらも早い段階で治療を始めるほど、将来のリスクを下げやすいとされています。
MESSAGE
当院からのメッセージ

ご不安やお悩みにしっかりと寄り添い、
心からご満足いただける医療サービスを。
当院では、性病の検査・治療を人目を気にせず受けられるよう、プライバシーに配慮した環境を整えております。感染症は周囲に相談しづらく、お一人で不安を抱えてしまう方も少なくありません。私たちは、そうしたお悩みに真摯に向き合い、患者様が通いやすいスムーズな診療体制を構築しています。
不安や疑問に丁寧に寄り添い、受診してよかったと感じていただける医療サービスの提供を目指しております。どんな些細なことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
東京検査クリニック 五反田院
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予約は不要となっています。
ACSESS・OPENING HOURS
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| 所在地 | 東京都品川区東五反田2-3-3 東五反田AMビル 6F |
| 電話番号 | 03-3446-5001 |
| アクセス | JR五反田駅東口 徒歩2分(170m) Google MAP |



