C型肝炎は、男女どちらにも起こり得るウイルス感染で、血液や体液をきっかけに広がることが多いとされています。C型肝炎は症状がほとんど出ないまま続くことが多く、「いつ感染したのか分からない」というケースも珍しくありません。
ここでは、C型肝炎の症状や感染経路、潜伏期間、検査方法、治療の進め方に加え、放置した場合のリスクや検査料金まで詳しく解説します。

| 検査プラン・治療料金 | |
|---|---|
| C型肝炎検査(HCV抗体) | 4,200 円 |
| C型肝炎検査【迅速】 | 7,200 円 |
| スタンダードチェック | 21,800 円 |
C型肝炎とは

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(Hepatitis C Virus:HCV)への感染によって起こる肝臓の疾患で、主に血液を介して感染します。自覚症状に乏しいことが多いものの、感染後は経過に注意が必要な病気です。
HCV感染では急性肝炎と慢性肝炎のいずれも起こり得ます。急性C型肝炎は多くの場合無症状で、仮に症状が出現しても重篤化することはまれです。
しかし、B型肝炎と違い慢性化してジワジワと肝臓にダメージを与えてしまう確率が高いことがC型肝炎ウイルスの特徴です。
感染者のうち、約15~45%は治療を行わなくても感染から6か月以内に自然にウイルスが排除されます。
一方で、約60~80%はウイルスが体内に残り、慢性C型肝炎へ移行します。慢性的な炎症が続くと、長い年月をかけて肝臓の線維化が進み、20年以内に15~30%が肝硬変へ進展すると報告されています。さらに、肝硬変は肝がんの発症リスクを高めるため、早期の診断と適切な管理が重要です。
B型肝炎との違い
C型肝炎は主に血液を介して感染し、ワクチンはありません。感染すると慢性化しやすい一方、現在は飲み薬で高率に治癒が期待できます。対してB型肝炎はワクチンで予防可能で、母子感染が多いのが特徴です。成人感染では自然に治ることもありますが、慢性化すると長期管理が必要になります。
C型肝炎の感染経路
C型肝炎は血液や体液を通じて感染するウイルスで、日常生活の接触ではうつらないとされています。感染に関わるのは、血液が体内に入り込む場面です。C型肝炎は血液を介した感染が中心とされています。自覚症状が乏しいまま進むことがあるため、感染経路を知っておくことが大切です。
主な感染経路は、以下になります。
- 性行為での血液や体液の接触
- 針や医療器具の共用(注射針、ピアス器具、刺青など)
- 感染者の血液が傷口や粘膜に触れる
- 過去の輸血や血液製剤(現在は厳しく管理されている)
C型肝炎の症状
肝炎の症状は「急性肝炎」と、「慢性肝炎」とに分かれます。どちらの場合も、免疫を担当するリンパ球などの炎症細胞が肝臓でウイルスと戦い、結果として肝臓にもダメージを起こすことが本態です。B型肝炎と異なり、劇症化する事は極めて稀と言われています。
C型肝炎は急性感染の約8割が無症状とされ、自覚がないまま慢性化する人も多いと報告されています。性別で大きく差が出ると示す明確なデータはありませんが、どちらも気づかないうちに進行しやすい点が特徴です。
C型肝炎ウイルスによる急性肝炎の症状
C型肝炎ウイルス(HCV)に初めて感染した後、比較的短期間に発症する肝臓の炎症を急性C型肝炎といいます。主な感染経路は血液を介するもので、注射器の共用や不適切な医療処置、まれに性的接触などが原因となります。感染後2週間~3か月ほどの潜伏期間を経て発症することが一般的です。
急性期には、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、発熱、黄疸などがみられることがあります。ただしB型肝炎と比べて症状が軽い、あるいはほとんど自覚症状がないことも多く、気づかれないまま経過するケースも少なくありません。そのため、偶然の血液検査で肝機能異常を指摘され発見されることもあります。
経過と注意点
急性C型肝炎の問題点は、自然にウイルスが排除される割合が比較的低く、多くが慢性化へ移行しやすい点にあります。慢性化すると長年にわたり肝臓に炎症が続き、将来的に肝硬変や肝がんへ進展する可能性があるため、早期の診断と適切なフォローアップが重要です。
C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎の症状

C型肝炎ウイルス(HCV)感染が6か月以上持続すると、慢性C型肝炎と呼ばれます。HCVは自然排除されにくいウイルスであり、急性期を経た後、多くの方が慢性感染へ移行します。感染経路は主に血液を介するもので、過去の輸血や注射器の共用、不適切な医療行為などが原因となることがあります。
慢性C型肝炎は自覚症状が乏しいことが多く、長期間にわたり無症状で経過する場合も少なくありません。一方で、軽い倦怠感や疲れやすさ、食欲低下などを感じる方もいます。症状が目立たないため、健康診断などで肝機能異常を指摘されて初めて発見されるケースも多いのが特徴です。
進行と合併症
慢性的な炎症が続くと、肝臓の線維化が進み、やがて肝硬変へ移行する可能性があります。さらに進行すると肝細胞がんの発症リスクも高まります。そのため、早期に診断し、適切な治療と定期的な経過観察を行うことが重要です。
C型肝炎の検査方法

B型肝炎は採血検査で診断されます。
当院ではHBs抗原 (=現在の感染を表すもの)、HBs抗体(=治癒した過去の感染を表すもの)、HBc IgM抗体(=感染早期に上昇するもの)を組み合わせて感染を判断します。
B型肝炎ウイルス(HBV)に現在感染しているかどうかを示すHBs抗原は、感染後2ヶ月ほどしてから上昇するとされており、それ以前では陽性と判断できず、感染に気付かないことがあります。
血液検査
「HCV抗体」は、C型肝炎ウイルスに感染したことがあるかどうかを確認する検査項目です。この検査が陽性の場合、現在感染している、もしくは過去に感染したことがある状態を示します。
ただし、HCV抗体だけではウイルスが体内に残っているかどうかは判断できないため、陽性の場合には「HCV RNA検査」を行い、現在もウイルスが存在しているかを確認します。HCV RNAが陽性であれば現在感染中、陰性であれば過去に感染して自然治癒または治療により治癒した状態と判断されます。
核酸定量検査
「HCV RNA定量検査」と呼ばれる核酸定量検査です。血中にどれだけC型肝炎ウイルスの遺伝子がいるかを調べ、病勢(ウイルスの勢い)の評価、確定診断に用います。
<迅速検査>
院内でスクリーニングとしての当日迅速検査を行います。検査結果は最短30分でご案内可能です。陽性の場合は偽陽性の可能性もあるため外注検査にて確定診断をつけます。陰性の場合は真に陰性と判断できます。性感染症を専門に扱うクリニックとして、「検査の精度」「結果の速さ」「正確な情報提供」を徹底しています。

C型肝炎の治療
C型肝炎ウイルス(HCV)感染症の大きな特徴は、感染後に慢性化しやすい点にあります。しかし近年は治療が飛躍的に進歩しており、現在では内服薬によって約98~100%の高率でウイルス排除(治癒)が期待できる疾患となっています。
なお、当院ではC型肝炎に対する治療は実施しておりません。感染が確認された場合には、専門的な治療が可能な消化器内科へご紹介いたします。
DAA(Direct Acting Antivirals)について
現在のC型肝炎治療の中心は、DAA(Direct Acting Antivirals)と呼ばれる直接作用型抗ウイルス薬の内服療法です。ウイルスの遺伝子型(ジェノタイプ)や肝機能、肝線維化の程度などを踏まえて、患者さんごとに最適な薬剤を選択します。
代表的な治療薬には以下があります。
・マヴィレット(8週間または12週間内服)
・ハーボニー(12週間内服)
・エプクルーサ(12週間内服)
DAA治療では、「SVR(持続的ウイルス学的著効)」の達成を目標とします。これは治療終了後12週の時点で血中からウイルスが検出されない状態を指し、事実上の治癒と考えられています。再発は非常にまれとされています。
C型肝炎の予防方法
C型肝炎はB型肝炎と違い、1回の性行為で感染する確率は高くありません。血液を介した感染が知られており、その点の知識を覚えておく必要があります。
具体的な予防法としては、歯ブラシやカミソリなど、他人の血液が付着している可能性のあるものを共有しない、ピアスや入れ墨をするときは、適切に消毒された器具であることを必ず確かめる。不特定多数との性交渉は避け、コンドームを正しく使用することが大切です。また、他者の血液に触る際には手袋を使用することでC型肝炎への感染を予防することができます。
C型肝炎の検査・治療料金
| 検査プラン・治療料金 | |
|---|---|
| C型肝炎検査(HCV抗体) | 4,200 円 |
| C型肝炎検査【迅速】 | 7,200 円 |
| C型肝炎検査(HCV-RNA) | 11,000 円 |
| 感染症血液チェック | 7,400 円 |
| 感染症血液チェック【迅速】 | 18,000 円 |
| ベーシックチェック | 12,800 円 |
| スタンダードチェック | 21,800 円 |
| パーフェクトチェック | 39,800 円 |
早めに状況を把握しておくことで、重症化の予防にもつながります。気になる方は早めに検査を考えておくと安心です。

東京検査クリニックのポイント

01 保険証不要で匿名検査が可能
02 JR五反田駅徒歩2分の好立地
03 検査後そのまま治療が可能
C型肝炎に関する
よくあるご質問
Q. 日常生活(キス・同居・タオル共有など)でも感染しますか?
C型肝炎は、血液や性行為での体液のやり取りが主な感染経路です。
食事の同席や同じ食器の使用、タオルの共有、握手、抱き合う、同じ浴槽に入るといった日常的な接触では感染しないと考えられています。キスについても、口の中に出血や傷がなければリスクは極めて低いとされています。
Q. C型肝炎にワクチンはありますか?
C型肝炎のワクチンは残念ながらありません。
B型肝炎についてはワクチンが存在し、3回摂取することで抗体がつきますが、C型肝炎は血液感染や性行為による感染を防ぐために注意を払う必要があります。
症状や心当たりで不安のある方はぜひ当院にご相談ください。
Q. コンドームで予防できますか?
C型肝炎は主に血液を介して広がりますが、出血を伴う性行為では感染が問題になります。コンドームは粘膜どうしの接触や血液・体液の交換を減らせるため、どちらの肝炎にも一定の予防効果が期待されます。ただし、完全にリスクがゼロになるわけではないため、ワクチン接種や定期的な検査も欠かせません。
Q. 検査は誰にも知られずに受けられますか?
医療機関には守秘義務があり、検査内容や結果が第三者に伝わることはありません。
受付や問診、採血も個室で行うなど、周囲の視線を気にせず受けられる環境を整えています。パートナーや家族へ結果をどう伝えるか迷う場合は、医師が伝え方や今後の向き合い方も一緒に整理しながら説明します。職場や学校に連絡が入る心配も基本的にありません。
Q. お酒を飲んでも大丈夫ですか?食事制限はありますか?
B型肝炎やC型肝炎がある場合は、肝臓に負担をかける習慣を控えることが重要です。
お酒は少量でも肝障害を進める可能性があり、多くのケースで禁酒や大幅な減酒を勧められます。食事は特別な制限よりも、脂質や糖分のとり過ぎを避け、野菜やたんぱく質をバランスよくとることが大切です。サプリや市販薬も肝臓に影響する場合があるため、自己判断で増やさず、気になるときは医師に相談しましょう。
Q. 治療すれば治りますか?完治するものですか?
C型肝炎は、現在は飲み薬のみの治療で高い確率でウイルスが検出されなくなるようになり、「治った状態」を目指しやすくなりました。
一方、B型肝炎は体内からウイルスを完全に排除することが難しい場合が多く、核酸アナログ製剤でウイルスの増殖を抑えながら、肝硬変や肝がんへの進行を防ぐ治療が中心です。どちらも早い段階で治療を始めるほど、将来のリスクを下げやすいとされています。
MESSAGE
当院からのメッセージ

ご不安やお悩みにしっかりと寄り添い、
心からご満足いただける医療サービスを。
当院では、性病の検査・治療を人目を気にせず受けられるよう、プライバシーに配慮した環境を整えております。感染症は周囲に相談しづらく、お一人で不安を抱えてしまう方も少なくありません。私たちは、そうしたお悩みに真摯に向き合い、患者様が通いやすいスムーズな診療体制を構築しています。
不安や疑問に丁寧に寄り添い、受診してよかったと感じていただける医療サービスの提供を目指しております。どんな些細なことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
東京検査クリニック 五反田院
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クリニックのアクセス・営業時間
| 所在地 | 東京都品川区東五反田2丁目3−3 東五反田Amビル 6階 |
| 電話番号 | 03-3446-5001 |
| アクセス | JR五反田駅東口 徒歩2分(170m) Google MAP |
2026年4月の営業日は以下の通りになります




