HPV(ヒトパピローマウイルス)は男女どちらにもみられる一般的な感染で、性行為をきっかけに広がることが多いとされています。多くは無症状のまま経過し、「いつ感染したのか分からない」と感じる方も少なくありません。
ここでは、HPVの症状や感染経路、検査方法などについて詳しく解説します。不安がある方は、ご自身の状況を整理する際の参考にしてください。

| 検査プラン・治療料金 | |
|---|---|
| 男性HPV(中・高リスク) | 9,800 円 |
| 女性HPV(中・高リスク) | 12,800 円 |
| HPV(全型) | 26,800 円 |
HPVとは

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、多くの人が生涯のうちに一度は感染するといわれている、非常に身近な性感染症です。多くの場合は体の免疫によって自然に排除されますが、一部では感染が持続し、子宮頸がんや咽頭がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因となることがあります。
HPV感染を予防するためには、HPVワクチンの接種と定期的な検診が重要です。将来妊娠や出産を希望する方も含め、男性・女性ともにワクチン接種が推奨されています。
また、HPVは性器だけでなく咽頭にも感染する可能性があるため、咽頭がんのリスクを考慮し、必要に応じて咽頭の検査を受けることも大切です。
HPVと子宮頸がんの関係
子宮頸がんは、子宮の入り口にあたる子宮頸部に発生するがんで、子宮頸がんの多くは、HPV16型・18型などの高リスク型HPVの感染が原因とされています。HPVに感染しても、多くは2年以内に自然に排除されます。しかし、感染が長期間持続すると子宮頸部の細胞に異常が生じ、やがて子宮頸がんへ進行する可能性があります。
日本では、子宮頸がんはHPV感染が主な原因とされ、毎年およそ1万人前後の女性が新たに診断されています。さらに年間約2,800〜2,900人が死亡しており、患者数・死亡者数ともに近年はやや増加傾向が指摘されています。特に20〜30代の若い女性で罹患が増えていることが問題となっています
HPVワクチンについて
ワクチンの効果
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPV感染を高い確率で予防することが報告されています。現在主に使用されている9価HPVワクチンでは、子宮頸がんの原因の約90%を占めるHPV型(16・18・31・33・45・52・58など)による感染を予防できるとされています。
臨床研究では、ワクチン接種により対象HPV型による子宮頸がん前がん病変(CIN2以上)の発症を約90〜97%予防する効果が示されています。特に、HPV感染前の若年層で接種した場合に最も高い予防効果が確認されています。
すでにHPVに感染している場合でも、まだ感染していないHPV型に対しては予防効果が期待できるため、接種する意義があります。ただし、ワクチンは既存の感染や病変を治療するものではないため、接種後も子宮頸がん検診を継続することが重要です。
HPVワクチンを男性が打つ必要性
HPV感染は、しばしば女性の問題として取り上げられることが多いですが、男性のHPV感染も決して軽視できるものではありません。生涯でHPVに感染する確率は、女性で約84.6%、男性では約91.3%と報告されており、実際には男性の方が感染する可能性が高いとされています。ただし、女性の場合は子宮頸がんなどの原因となることがあるため、感染後の健康リスクがより大きい点が重要です。
女性がHPVに感染する主な原因は、男性との性的接触です。一方で、男性はHPVに感染していても自覚症状がないことが多く、知らないうちにパートナーへ感染させてしまうケースも少なくありません。そのため、男性がHPVワクチンを接種して感染を予防することは、自分自身の健康を守るだけでなく、パートナーのHPV感染リスクを減らすことにもつながります。大切な人を守るためにも、HPVワクチンによる予防を検討することが大切です。
接種スケジュール

HPVワクチンは年齢によって接種回数とスケジュールが異なります。9〜14歳で接種を開始する場合は2回接種で、1回目から6か月後に2回目を接種します。15歳以上で接種を開始する場合は3回接種となり、通常は1回目、2か月後に2回目、6か月後に3回目を接種します。すでに性交経験がある場合でも、感染していないHPV型に対する予防効果が期待できるため接種は推奨されます。適切な間隔での接種を完了することが重要です。
HPVの感染経路
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性器や肛門まわりの皮膚や粘膜が触れ合うことで広がる感染症です。性交時の密着した接触が中心で、表面に傷がなくてもウイルスが入り込む場合があります。症状がなくてもウイルスが排出されることがあり、気づかないうちにパートナーへ広がる点が特徴です。また、コンドームで覆われない部分から感染が起こることもあります。
主な感染経路は以下になります。
- 膣性交での性器同士の接触
- 肛門性交など密着した性行為
- オーラルセックスによる口と性器の接触
- 性器に触れた手指を介した伝播
- いぼや分泌物への直接的な接触
HPVが原因となる病気
高リスク型HPVに感染した場合、子宮頸がんなどの悪性病変(がん)になることがあるため、男性に比べ女性の方がリスクが高いです。低リスク型HPVに感染すると、良性である尖圭コンジローマなどのイボのほか、悪性と良性の中間の状態(境界悪性)である子宮頸部異形成を発症することがあります。
高リスク型HPVはその他、外陰がん、膣がん、肛門がん、陰茎がん、中咽頭がんなどの悪性腫瘍の原因となります。

尖圭コンジローマ
HPVの6型11型に感染することで発症する、性器周辺にイボが現れる疾患です。
良性の病変ですが再発率が高いという特徴があり、尖圭コンジローマに感染している人と性行為を行った場合、約80%の確率で感染するといわれています。
子宮頸がん
子宮の入り口である子宮頸部という部位に生じる悪性腫瘍です。13種類の高リスク型HPVが主な原因ですが、必ずしもがんになるとは限りません。しかし、感染が長期化すると、がんの前段階である異形成が生じます。
HPVの潜伏期間
潜伏期間は一般的に3週間〜8か月程度とされています。リスクのある行為があった場合や新しいパートナーができた場合には、性器周辺に異常がないか定期的に確認することが大切です。
女性の場合は自身で異常を確認することが難しいため、定期的な検査を受けることが推奨されます。
また、HPVに感染してから子宮頸がんへ進行するまでには、通常は5〜20年程度かかるとされています。一方で、免疫機能が低下している場合には進行が早まることがあります。例えば、HIV感染症が未治療の方などでは、5〜10年未満で進行する可能性があると報告されています。
HPVの検査方法

当院では、以下のHPV検査を実施しています。
- HPV(中・高リスク型)
- HPV(全型別検査)
高リスク型HPVの検査は、将来的な子宮頸がんなどの関連疾患リスクを評価する目的で行われ、早期の経過観察や適切な対応につなげることが可能です。
当院では、患者さまのご希望やご不安に合わせて、検査内容を柔軟にご提案いたします。男性の方も検査を受けていただけますので、ご希望の際はスタッフまでお気軽にお声がけください。
HPVの検査料金
| 検査プラン・治療料金 | |
|---|---|
| 男性HPV(中・高リスク) | 9,800 円 |
| 女性HPV(中・高リスク) | 12,800 円 |
| HPV(全型) | 26,800 円 |
| ガーダシルHPV4価ワクチン(1回) | 19,800 円 |
| シルガードHPV4価ワクチン(1回) | 29,800 円 |
女性の場合は、HPV専用のぬぐい棒にて自己採取していただきます。男性の場合は男性器周辺を拭って検査を行います。

東京検査クリニックのポイント

01 保険証不要で匿名検査が可能
02 JR五反田駅徒歩2分の好立地
03 検査後そのまま治療が可能
HPVに関する
よくあるご質問
Q. 性行為以外でもHPVに感染しますか?
性行為以外でもHPVに感染する可能性はあります。
性器同士がこすれ合う行為や、性器に触れた手で別の部位に触れることで広がる場合があります。挿入を伴わない行為でも、性器や肛門まわりの皮膚や粘膜が密着すれば感染の可能性があります。ただし、キスや日常会話、同じ食器の使用などでの感染は少ないと考えられています。
Q. HPVと尖圭コンジローマの違いは何ですか?
HPVと尖圭コンジローマの違いは、「ウイルス」と「そのウイルスがつくる病変」という関係です。
HPVはヒトパピローマウイルスというウイルスそのものを指します。一方、尖圭コンジローマはHPV6型・11型などが原因で性器や肛門まわりにできるいぼの病名です。つまり、HPVに感染した結果として尖圭コンジローマが生じることがあります。
Q. HPVは自然に治ることがありますか?
HPVは自然に落ち着くことがあります。
多くの人では免疫の働きでウイルス量が減り、2年ほどの間に検査で見つからなくなるケースが多いと報告されています。ただし、すべての人で必ず消えるわけではなく、長く残るタイプもあります。高リスク型HPVが持続すると、子宮頸部などの細胞変化のリスクが高まる点は意識しておきましょう。
Q. 見た目だけでHPVによるイボか判断できますか?
見た目だけでHPVによるいぼかを正確に判断することは難しいです。
尖圭コンジローマは乳頭状やカリフラワー状のいぼが特徴とされていますが、ニキビや汗疹、フォアダイス斑など似た見た目の隆起もあります。また、性器ヘルペスや伝染性軟属腫など別の病気が隠れている場合もあります。形だけで決めつけず、経過や場所など複数の情報を合わせて判断することが大切です。
Q. 男性も検査できますか?何を調べるのですか?
男性もHPVに関連する検査を受ける場合があります。
尖圭コンジローマが疑われるときは、性器や肛門まわりの視診でいぼの有無や形を確認します。口や咽頭の症状が問題になる場合は、必要に応じて擦過検体を採取し、HPVの遺伝子検査を行うこともあります。ただし、子宮頸がん検診のような「男性向けHPVスクリーニング」は一般的には確立していません。
Q. HPVはがんの原因と聞きますが、全員に当てはまりますか?
HPVはがんの原因になり得るウイルスですが、感染した人全員ががんになるわけではありません。
多くの感染は一時的で、免疫の働きで自然に落ち着くと報告されています。問題になるのは、高リスク型HPVが長く残り、子宮頸部や肛門、咽頭などの細胞に変化が積み重なった場合です。つまり「HPV=すぐにがん」ではなく、「一部の型の持続感染ががんの主な要因」と理解するとイメージしやすくなります。
MESSAGE
当院からのメッセージ

ご不安やお悩みにしっかりと寄り添い、
心からご満足いただける医療サービスを。
当院では、性病の検査・治療を人目を気にせず受けられるよう、プライバシーに配慮した環境を整えております。感染症は周囲に相談しづらく、お一人で不安を抱えてしまう方も少なくありません。私たちは、そうしたお悩みに真摯に向き合い、患者様が通いやすいスムーズな診療体制を構築しています。
不安や疑問に丁寧に寄り添い、受診してよかったと感じていただける医療サービスの提供を目指しております。どんな些細なことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
東京検査クリニック 五反田院
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| 所在地 | 東京都品川区東五反田2丁目3−3 東五反田Amビル 6階 |
| 電話番号 | 03-3446-5001 |
| アクセス | JR五反田駅東口 徒歩2分(170m) Google MAP |
2026年4月の営業日は以下の通りになります




