マイコプラズマの検査・治療

マイコプラズマは、クラミジアや淋菌と並び感染者が多い性感染症の一つです。

粘膜同士の接触で感染し、男女ともに尿道炎や膣炎などの症状を引き起こしますが、多くの人が自覚症状のないまま感染を広げてしまう傾向があります。ここでは、マイコプラズマの症状・検査・治療方法を中心に、放置のリスクや検査費用の目安について詳しく解説します。

マイコプラズマの検査プラン・治療料金
マイコプラズマ検査7,400
マイコプラズマ治療5,400

マイコプラズマとは

引用元:CDC

マイコプラズマは、性的接触を介して感染し、さまざまな症状を引き起こす性感染症です。中でも性感染症として問題となる主な菌種は、「マイコプラズマ・ジェニタリウム」と呼ばれる細菌によるものです。

男性の尿道炎は、大きく淋菌性尿道炎非淋菌性尿道炎に分けられます。このうち、非淋菌性尿道炎でクラミジアが検出されないケースの原因の一つが、マイコプラズマ・ジェニタリウムです。

近年、日本でも数多く報告されていている尿道炎・帯下異常/性交痛などの症状の原因とされている病原体です。

マイコプラズマ・ジェニタリウムは、米国では男性の非淋菌性尿道炎の約15〜20%を占め、クラミジアや淋菌と同程度に感染頻度が高いとされています。日本ではまだあまり知られていない病名ですが、国内でも男性尿道炎患者の約22%で検出されており、米国CDC(疾病予防管理センター)が新たな性感染症病原体として注意喚起を行うほど重要視されています。

また、治療を行っても改善しない、あるいは再発を繰り返す尿道炎では、約40%にマイコプラズマ・ジェニタリウムが関与しているとの報告もあります。当院では、淋菌やクラミジアが陰性にもかかわらず尿道炎症状が続く場合、マイコプラズマの検査をおすすめしています。

マイコプラズマ肺炎と何が違う?

マイコプラズマは100種類以上ある細菌の総称で、原因となる菌の種類によって肺炎や性感染症など、さまざまな病気を引き起こします。

肺炎の原因となるのは「マイコプラズマ・ニューモニエ」で、咳やくしゃみなどの飛沫によって感染します。一方、性感染症の原因となるのは「マイコプラズマ・ジェニタリウム」や「マイコプラズマ・ホミニス」です。

近年はオーラルセックスによる咽頭感染も増えており、性器だけでなく喉の感染にも注意が必要です。

原因菌腫感染経路
マイコプラズマ肺炎マイコプラズマ・ニューモニエ咳やくしゃみ
マイコプラズマ(性病)マイコプラズマ・ジェニタリウム
マイコプラズマ・ホミシス
オーラルセックスを含む性交渉

マイコプラズマの予防方法

  • コンドームを使用する
  • 不特定多数との性行為を避ける
  • 定期的な性病検査
  • 感染時パートナーに受診を促す

マイコプラズマ感染を完全に防ぐことは困難ですが、工夫することで感染の可能性を下げることは可能です。ほかの性感染症と同じく、マイコプラズマは一度感染しても免疫が獲得されないため、再び感染することがあります。

また、淋菌やクラミジア、梅毒と違い、Doxy-PEPが有効という報告は現時点でありません。日々の性活動の中で感染予防を努めることが重要です。

マイコプラズマの症状

マイコプラズマ性感染症は、デリケートゾーンのかゆみや痛みのどの違和感などを引き起こすことがあり、症状はクラミジアや淋病とよく似ています。

感染から症状が出るまでの潜伏期間はおおよそ1〜5週間とされていますが、感染後すぐに症状が現れる場合や、まったく自覚症状のないまま経過する(無症候性)ことも少なくありません。放置すると重い合併症を招く恐れがあるため、早めの検査と適切な治療が重要です。

男性の症状・性器の痛み・かゆみ
・排尿痛
・尿道からの膿
・睾丸の腫れ
女性の症状・おりものの増加
・性器や性器周辺の痛み・かゆみ
・子宮頚部の炎症
・性交痛
共通の症状・喉の腫れ・痛み
・喉の違和感やイガイガ
・咳

膿が出ないものの持続する尿道症状、持続する膣炎症状は、早めの検査と治療を受けるようにしましょう。

マイコプラズマの
検査方法

男性器の場合

尿を検査し、マイコプラズマを調べます。採尿時にコップをお渡ししますので、そちらに尿を採取してください。
検査精度を保つために、来院の1時間前から排尿はお控えください。

女性器の場合

膣分泌液を検査し、マイコプラズマを調べます。綿棒を使用して分泌物を採取します。当院の採取用トイレにてご自身で採取を行なっていただくため、デリケートゾーンを他人に見られる心配はございません。

咽頭(のど)の場合

うがい液を検査します。コップに入った生理食塩液を15秒間、うがいしていただきます。そのままうがい液をコップに戻して検体をご提出ください。

マイコプラズマの治療

マイコプラズマ感染症の症状は、クラミジアや淋病とよく似ています。しかし、マイコプラズマ・ジェニタリウム(M. genitalium)は、マクロライド系抗菌薬やニューキノロン系抗菌薬に対する薬剤耐性が世界的に深刻化していることが問題となっています。
この状況を受け、米国CDCは2019年に発表した「抗菌薬耐性の脅威となる微生物リスト」にマイコプラズマ・ジェニタリウムを含めています。現在のところ、95%以上の治癒率を確実に期待できる治療法は存在していません。

ジェニタリウムとホミニスの違い

少し専門的な内容になりますが、性感染症の検査結果で「マイコプラズマ・ジェニタリウム(M. genitalium)」「マイコプラズマ・ホミニス(M. hominis)」の2種類が記載されることがあります。

性感染症の分野で「マイコプラズマ」と言う場合、主にジェニタリウムの方を指します。ジェニタリウムは尿道炎や不妊の原因となることがあり、治療が必要な病原菌です。

一方、ホミニスは膣内の常在菌として検出されることもあり、必ずしも治療が必要とは限りません。ただし、症状がある場合や他の感染症を合併している場合には治療対象となります。

マイコプラズマの治療薬

当院では、ビブラマイシンによる治療を第一選択としております。マイコプラズマ・ジェニタリウムは淋病と同じように薬剤耐性がついており、マクロライド形抗菌薬やニューキノロン系抗菌薬を中心に耐性菌が広がっています。当院にご来院いただいた患者様でも一度の治療で完治しないケースがあります。世界的に見てもマイコプラズマ・ジェニタリウムの治療は他の性病と比較して難しいといえます。

マイコプラズマの薬剤耐性について

2010年代前半までは、男性尿道炎に対してアジスロマイシン(マクロライド系)やシタフロキサシン(ニューキノロン系)といった抗菌薬が高い効果を示していました。ところが、2010年代後半以降、世界的に薬剤耐性(抗菌薬が効きにくくなる現象)が急速に拡大し、治療が奏功しない症例が目立つようになっています。

この約10年の間に「確実な治療効果が期待できる抗菌薬」は大幅に減少し、現在では治療の選択肢そのものが限られた状況です。特にテトラサイクリン系抗菌薬は、従来から感受性が約50%程度と高くはなく現時点で「90%以上の治療成功率が見込める薬剤」を明確に示すことは困難となっています。

ビブラマイシンについて

当院では、ウレアプラズマ感染症の治療においてビブラマイシンを第一選択薬として採用しております。ビブラマイシンは、当院ではクラミジア感染症の第一選択薬としても使用している抗菌薬です。

アジスロマイシン(マクロライド系)に比べても、耐性率の上昇も緩やかであり、現在では最も有効性のある薬だといえます。ちなみにウレアプラズマ・ウレアリチカムでは、観察研究でビブラマイシン「14日 89.66%」「 7日 84.62%」と報告されています。そのため当院ではウレアプラズマに対してはビブラマイシンを処方しております。

ビブラマイシンの副作用

ビブラマイシンは、服用方法によって副作用が出やすくなる場合がある抗生物質です。主な副作用として、以下のような症状が報告されています。

  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発疹

これらの副作用をできるだけ抑えるため、当院では以下の服用方法をおすすめしています

  • 空腹時を避けて服用する
  • コップ1杯以上(200mL以上)の水で服用する
  • 服用期間中は強い日焼けを避ける

これらの点を意識していただくことで、ビブラマイシンによる副作用のリスクを軽減することが可能です

なお、ビブラマイシンは妊娠中および授乳中の方は服用できません
胎児や乳児の骨や歯の発育に悪影響を及ぼす可能性があるため、該当する方には別の治療薬をご案内しております。

シタフロキサシン

マイコプラズマの治療薬として第二選択薬としてしシタフロキサシンを採用しております。シタフロキサシンは、ニューキロン系の抗生物質で高い抗菌力を持つことが特徴です。

一昔前はジスロマック(マクロライド系)で治療をしていましたが、現在は多くの国で50%以上耐性がついているといわれております。また、日本では70~80%マクロライド耐性と考えられております。

シタフロキサシンの副作用について

シタフロキサシンは比較的安全性の高い抗菌薬ですが、以下のような副作用がみられることがあります。

比較的起こりやすい副作用

  • 吐き気、胃部不快感、下痢
  • 頭痛、めまい、眠気

注意が必要な副作用(まれ)

  • 腱の痛みや違和感(アキレス腱など)
  • 手足のしびれ、動悸、不整脈

服用中に腱や関節の痛み、強い違和感を感じた場合は、すぐに服用を中止し、医師へご相談ください。
また、めまいやふらつきが出ることがあるため、車の運転や危険を伴う作業は控えてください。

マイコプラズマが治ったと判断するまで

性感染症は、治療後に行う治癒確認検査(本当に治ったかを確認する検査)で菌が検出されないことをもって完治と判断します。
マイコプラズマは、症状が改善しただけでは完治したとは言えません。必ず治癒確認検査で陰性を確認してから性行為を再開してください。

治癒確認検査の時期は3週間後

当院では、治療薬を飲み終えてから3週間後に治癒確認検査をご案内しております。
当院で採用しているマイコプラズマ検査は精度の高い遺伝子検査のため、治療後2週間程度で検査を行うと、すでに死滅した菌(死菌)を検出してしまうことがあります。

そのため、正確な判定を行うために、治療完了から十分な期間をあけた3週間後の再検査をおすすめしています。

マイコプラズマの検査・治療料金

検査プラン・治療料金
マイコプラズマ検査7,400
マイコプラズマ治療5,400
マイコ/ウレア同時チェック
(性器 or のど)
9,800
マイコ/ウレアトータルチェック
(性器・のど)
16,800
男性器チェック
女性器チェック
18,800
21,800
パーフェクトチェック39,800

マイコプラズマは、内服薬7日分9,800円で治療が可能です。

マイコプラズマに感染している方は、淋菌・クラミジア・梅毒など他性感染症も発症している可能性が高いため、セットプランもご用意しております。症状や既往歴などをもとに検査プランをご提案いたしますので、お困りの方は一度当院にご来院ください。

東京検査クリニックのポイント

01 保険証不要匿名検査が可能

02 JR五反田駅徒歩2分の好立地

03 検査後そのまま治療が可能

マイコプラズマに関する
よくあるご質問

Q. マイコプラズマは自然治癒しますか?

マイコプラズマ感染症は、自然治癒することはほとんどありません。

自覚症状が軽くても放置すると体内で菌が増殖し、慢性的な炎症を引き起こすおそれがあります。男性では前立腺炎や不妊、女性では子宮頸管炎や卵管炎などの合併症につながることもあります。

さらに、無症状のままパートナーへ感染させてしまうケースも少なくありません。早期に医療機関で検査を受け、抗菌薬による適切な治療を行うことが重要です。

Q. オーラルセックスでも感染しますか?

マイコプラズマは、オーラルセックス(口腔性交)によっても感染することがあります。

性器だけでなく、口や喉の粘膜に菌が付着することで「咽頭マイコプラズマ」と呼ばれる感染を起こすことがあります。喉の痛みや違和感などの症状が出る場合もありますが、多くは無症状で、気づかないうちに他者へ感染させてしまうことがあります。

感染を防ぐためには、コンドームやオーラル用防護具を使用し、感染の不安がある場合は早めに検査を受けることが大切です。

Q. マイコプラズマは何日で治りますか?

マイコプラズマの治療期間は、使用する抗菌薬の種類や症状の重さによって異なりますが、一般的には1〜2週間程度で改善します。

ただし、マイコプラズマは薬剤耐性菌が増えており、効果のある抗菌薬を適切に選ぶことが重要です。

症状が軽くなっても自己判断で服薬を中断すると、再発や慢性化を招くおそれがあります。治療後は再検査を行い、菌が完全に除去されたのを確認することが再発防止につながります。

Q. 日常生活でも感染はしますか?

マイコプラズマは、日常生活の中では感染しません。

感染経路は主に性行為による粘膜同士の接触であり、会話や食事、キス、同じタオルやトイレの共有などでうつることはないとされています。

マイコプラズマは外気中での生存時間が短く、乾燥や熱に弱いため、生活環境での感染リスクは極めて低いです。そのため、家庭や職場などで人にうつす心配はほとんどありませんが、性的接触を伴う場合は感染予防を意識することが重要です。

Q. パートナーも一緒に治療が必要ですか?

マイコプラズマ感染症は性行為によって感染するため、パートナーも一緒に治療を受けることが重要です。

どちらか一方だけが治療しても、もう一方が未治療のままだと再感染を繰り返すおそれがあります。

特にマイコプラズマは無症状のケースが多く、自覚がなくても感染している場合があります。そのため、感染が確認された際はパートナーも同時に検査・治療を受け、完治を確認してから性行為を再開することが再発防止につながります。

Q. 再発することはありますか?

マイコプラズマ感染症は、再発することがあります。

原因の多くは、抗菌薬に対する耐性菌の存在や、治療途中で薬の服用をやめてしまうことによる不完全な治療です。また、パートナーが未治療の場合には、再感染するケースも少なくありません。

再発を防ぐためには、医師の指示通りに最後まで薬を服用し、治療後に再検査で菌が消失しているかを確認することが大切です。症状が再び現れた場合は、早めの受診をおすすめします。

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当院では、性病の検査・治療を人目を気にせず受けられるよう、プライバシーに配慮した環境を整えております。感染症は周囲に相談しづらく、お一人で不安を抱えてしまう方も少なくありません。私たちは、そうしたお悩みに真摯に向き合い、患者様が通いやすいスムーズな診療体制を構築しています。
不安や疑問に丁寧に寄り添い、受診してよかったと感じていただける医療サービスの提供を目指しております。どんな些細なことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。 

東京検査クリニック 五反田院

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案内①

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案内②

② 東口から外へ出て右方向へ向かいます

案内③

③ 写真の歩道橋を渡り反対の道路へ

案内④

④ 歩道橋を降りて信号を渡ります

案内⑤

⑤ここから真っ直ぐ歩きます(1分)

案内⑥

⑥ 大阪王将のあるビルの6階です