フェラ・クンニ・キスで性病はうつる?行為別の感染リスクと検査時期を解説

フェラ・クンニ・キスなど、挿入を伴わない性行為でも、性病がうつる可能性はあります。特にクラミジア・淋菌は喉に感染することがあり、症状が出にくいため、気づかないまま相手にうつしてしまうケースもあります。
また、梅毒・ヘルペス・HPVなどは、粘膜や皮膚の接触によって感染することがあり、キスやオーラルセックスでも注意が必要です。一方で、すべての行為が同じリスクというわけではなく、感染しやすい性病や検査すべき部位は、行為の内容によって異なります。
この記事では、フェラ・クンニ・キスでうつる可能性がある性病、行為別の感染リスク、検査を受けるタイミング、喉・性器・血液検査の違いについてわかりやすく解説します。不安な行為があった方や、症状はないけれど感染が心配な方は、検査の目安として参考にしてください。

フェラ・クンニ・キスでも
性病はうつることがある
フェラ・クンニ・キスは、挿入をしていなくても性病がうつることがあります。口・喉・性器は粘膜でつながるため、クラミジア・淋菌・梅毒・ヘルペスなどが、喉や性器に感染することがあります。
特にオーラルセックスでは、「HIVはかなり低リスク」とされる一方で、梅毒では感染者のうち13.7%がオーラルセックスのみで感染した可能性があるという報告もあります。つまり、注意すべきなのはHIVだけではありません。
引用:Transmission of Primary and Secondary Syphilis by Oral Sex
症状が出ないことも多いため、「挿入していないから大丈夫」とは言い切れません。不安な行為があった場合は、行為内容に合わせて喉・性器・血液検査を検討しましょう。
行為別|フェラ・クンニ・キスで
うつる性病のリスク
フェラでうつる可能性がある性病
フェラでは、相手の性器にいる病原体が口や喉に感染することがあります。特に多いのは、咽頭クラミジア・咽頭淋菌です。喉に感染しても、強い痛みが出るとは限らず、無症状のまま見つかることもあります。梅毒やヘルペス、またHPVもフェラで移る可能性があります。
| うつる可能性がある性病 | 感染しやすい部位 | 症状の例 |
|---|---|---|
| クラミジア | 喉・性器 | 喉の違和感、無症状 |
| 淋菌 | 喉・性器 | 喉の痛み、腫れ、無症状 |
| 梅毒 | 口・喉・性器周辺 | しこり、ただれ、発疹 |
| ヘルペス | 口唇・口の中・性器 | 水ぶくれ、痛み、ヒリヒリ感 |
| HPV | 口・喉・性器 | イボ、無症状 |
クンニでうつる可能性がある性病
クンニでは、相手の腟分泌液や性器周辺の粘膜・皮膚に触れることで、口や喉に感染することがあります。おりものの変化やにおい、性器のできものがある場合は、感染症が隠れている可能性があります。
| うつる可能性がある性病 | 感染しやすい部位 | 症状の例 |
|---|---|---|
| クラミジア | 喉・性器 | 喉の違和感、無症状 |
| 淋菌 | 喉・性器 | 喉の痛み、無症状 |
| 梅毒 | 口・喉・性器周辺 | しこり、ただれ、発疹 |
| ヘルペス | 口唇・口の中・性器 | 水ぶくれ、痛み |
| HPV | 口・喉・性器 | イボ、無症状 |
| トリコモナス | 性器中心 | おりものの異常、かゆみ |
キスでうつる可能性がある性病
軽いキスだけで多くの性病がうつるわけではありません。ただし、口唇ヘルペスや梅毒のように、口の周りや口の中に症状が出る病気は、キスで感染する可能性があります。特に、口内炎のようなただれ・水ぶくれ・出血がある場合は注意が必要です。
| うつる可能性がある性病 | 感染しやすい部位 | 症状の例 |
|---|---|---|
| ヘルペス | 口唇・口の周り | 水ぶくれ、痛み、ヒリヒリ感 |
| 梅毒 | 口唇・口の中 | しこり、ただれ、発疹 |
| 淋菌 | 喉 | ディープキスで可能性はあるが高くはない |
| HPV | 口・喉 | 可能性はあるが頻度は不明 |
フェラ・クンニ・キスで
感染しやすい性病一覧
フェラ・クンニ・キスでうつる可能性がある性病は、行為によって少しずつ異なります。特にオーラルセックスでは、性器だけでなく喉にクラミジアや淋菌が感染することがあります。
大切なのは、「何をしたか」だけでなく、どの部位が接触したかです。喉・性器・血液など、行為内容に合わせて検査する部位を選ぶ必要があります。
| 性病 | フェラ | クンニ | キス | 主な症状 |
|---|---|---|---|---|
| クラミジア | ○ | ○ | △ | のどの違和感、無症状 |
| 淋菌 | ○ | ○ | △ | のどの痛み、無症状 |
| 梅毒 | ○ | ○ | ○ | しこり、発疹、無症状 |
| ヘルペス | ○ | ○ | ○ | 水ぶくれ、痛み |
| HPV | ○ | ○ | △ | イボ、無症状 |
| HIV | 低い | 低い | ほぼなし | 初期症状、無症状 |
喉→性器、性器→喉のどちらのパターンもあり得ます。性器の検査が陰性でも咽頭が陽性の場合パートナーの性器にうつしてしまう可能性もあります。
フェラで性病がうつるのはどんなとき?

口の中に傷・口内炎・出血がある場合
口の中に傷や口内炎、歯ぐきからの出血があると、粘膜のバリアが弱くなり、ウイルスや細菌が体内に入りやすくなります。フェラのあとに喉の違和感や口内炎の悪化がある場合は、性感染症の可能性も考えます。
相手に性器の症状や分泌物がある場合
相手に尿道の痛み、膿のような分泌物、ただれ、できものなどがある場合、クラミジア・淋菌・ヘルペス・梅毒などが口や喉にうつる可能性があります。症状がある相手との接触後は、早めの検査を検討しましょう。
射精が口の中にあった場合
精液には性感染症の原因となる細菌やウイルスが含まれることがあります。射精が口の中にあった場合、喉や口腔内の粘膜に直接触れるため、感染リスクは高くなります。飲み込んだかどうかより、口に入ったこと自体が重要です。
症状がなくても感染している場合がある
クラミジアや淋菌は、感染していても自覚症状が出ないことがあります。相手に症状がないから安全とは言い切れません。フェラのあとに不安がある場合や、複数の相手との接触がある場合は、症状の有無に関係なく検査が安心です。
クンニで性病がうつるのはどんなとき?

性器におりもの・におい・かゆみ・できものがある場合
相手におりものの増加、強いにおい、かゆみ、ただれ、できものなどがある場合、クラミジア・淋菌・ヘルペス・梅毒・トリコモナスなどが口や喉にうつる可能性があります。症状があるときの接触は避け、検査を検討しましょう。
口の中に傷や口内炎がある場合
口の中に傷、口内炎、歯ぐきからの出血があると、粘膜のバリアが弱くなり、細菌やウイルスが入りやすくなります。クンニのあとに喉の痛みや口内炎の悪化がある場合は、性感染症の可能性も考える必要があります。
生理中・出血がある場合
生理中や不正出血がある場合、血液や分泌物に含まれる病原体が口腔内の粘膜に触れることで、感染リスクが高まることがあります。特に口の中に傷がある場合は注意が必要です。不安があれば検査で確認しましょう。
無症状のクラミジア・淋菌でも感染することがある
クラミジアや淋菌は、感染していても症状がほとんど出ないことがあります。おりものやかゆみがなくても、性器や喉に感染しているケースがあるため、見た目だけでは判断できません。不安な接触があれば、症状がなくても検査が安心です。
キスだけで性病はうつる?

軽いキスだけではリスクは高くない
頬や唇が軽く触れる程度のキスだけで、クラミジアや淋菌などの性病がうつる可能性は高くありません。ただし、口唇ヘルペスの水ぶくれや梅毒のしこり・ただれが口元にある場合は、軽い接触でも注意が必要です。
ディープキスでは喉や口の感染リスクが上がることがある
舌や唾液が多く触れるディープキスでは、口や喉の粘膜同士が接触するため、口腔内や咽頭に感染している病原体がうつる可能性があります。特に口内炎、歯ぐきの出血、喉の違和感がある場合は注意が必要です。
口唇ヘルペスや梅毒の症状がある場合は注意
口唇ヘルペスの水ぶくれ、かさぶた、ピリピリ感がある時期や、梅毒による口唇・口腔内のしこり、ただれがある場合は、キスで感染する可能性があります。見た目に異常があるときは接触を避けることが大切です。
HIVはキスだけでは通常感染しない
HIVは唾液だけで感染するウイルスではないため、通常のキスやディープキスだけで感染することは基本的にありません。ただし、双方に大量の出血を伴うような特殊な状況では理論上のリスクがあるため、出血がある時は避けましょう。
行為後、どのくらいで
検査を受ければいい?
心配な性交渉があった場合でも、検査する際に重要なことは検査時期になります。淋菌やクラミジアのように24時間程度経過すれば検査できる項目もあれば、梅毒のように血液抗体が上昇するまで4週間程度要する項目もあります。
検査を受ける前に確認して置きましょう。
| 検査項目 | 検査時期の目安 |
|---|---|
| クラミジア | 行為から24時間〜数日以降 |
| 淋菌 | 行為から24時間〜数日以降 |
| 梅毒 | 4〜6週間以降 |
| ヘルペス | 症状があるとき |
| HPV・コンジローマ | イボなど症状が出たとき |

当院でよくあるフェラ・クンニ・キスで
移る性病に関する相談例
相談例01|咽頭クラミジア・梅毒
20代男性
数日前から喉の違和感が続いており、「風邪かもしれない」と思って様子を見ていたケースです。発熱はなく、強い痛みもありませんでしたが、フェラのあとから喉のイガイガ感が出てきたことが気になり、不安になって来院されました。
診察では、喉の赤みは軽度でしたが、オーラルセックス後の症状であることから、咽頭クラミジア・咽頭淋菌の検査に加えて、梅毒やHIVなどの血液検査も行いました。結果として、咽頭クラミジアと梅毒の感染が確認されました。梅毒は初期に症状が目立たないこともあり、喉の違和感だけで判断せず、行為内容に応じて検査を組み合わせることが重要です。
相談例02|咽頭淋菌
30代女性
クンニを受けた相手との接触後、数日してから喉の痛みと飲み込みにくさを感じたケースです。市販の風邪薬を飲んでもあまり改善せず、発熱はないものの「性行為のあとから喉が痛いのが気になる」とのことで来院されました。
診察では、喉の痛み以外に大きな症状はありませんでしたが、オーラルセックスによる咽頭感染の可能性を考え、咽頭クラミジア・咽頭淋菌の検査を実施しました。結果として、咽頭淋菌が確認されました。咽頭淋菌は症状が軽い、または無症状のこともあり、風邪との見分けが難しい場合があります。性行為後に喉の症状が続く場合は、検査で確認することが大切です。
フェラ・クンニ・キスの後に
検査を考えた方がよいケース

相手が性病と診断された
相手がクラミジア・淋菌・梅毒・ヘルペスなどの性病と診断された場合、自分に症状がなくても感染している可能性があります。フェラ・クンニ・キスの内容に応じて、喉・性器・血液検査を検討しましょう。
のどの痛みや違和感が続いている
オーラルセックスやディープキスの後に、のどの痛み・違和感・イガイガ感が続く場合、風邪だけでなく咽頭クラミジアや咽頭淋菌の可能性もあります。症状が数日以上続くときは検査が安心です。

性器にかゆみ・痛み・できものがある
性器のかゆみ、ヒリヒリした痛み、水ぶくれ、ただれ、イボのようなできものがある場合、ヘルペス・梅毒・尖圭コンジローマなどの可能性があります。見た目だけで判断せず、診察と検査で確認しましょう。
おりもの・におい・出血などの変化がある
おりものの量や色、においの変化、不正出血がある場合、クラミジア・淋菌・トリコモナス・細菌性腟症などが関係することがあります。クンニ後に症状が出た場合も、感染症の確認が大切です。
不安な行為から数日〜数週間たっている
性病は、行為の直後に検査しても正確に出ないことがあります。クラミジア・淋菌は数日後、梅毒やHIVは数週間後の検査が目安になります。不安な行為から時間がたっている場合は、検査のタイミングを確認しましょう。
症状はないがパートナーにうつしていないか心配
クラミジアや淋菌、梅毒は、症状がないまま感染していることがあります。自分に違和感がなくても、パートナーへうつす可能性はゼロではありません。新しい相手がいる場合や不安が残る場合は、検査で確認すると安心です。
検査はどこを調べる?
喉・性器・血液検査の違い
フェラ・クンニ後は咽頭検査が重要

うがい検査で検査できる性感染症
- 咽頭クラミジア
- 咽頭淋菌
- 咽頭マイコプラズマ
- 咽頭ウレアプラズマ
性器症状がある場合は尿・腟ぬぐい検査も必要

尿/膣ぬぐいで検査できる性感染症
- 性器クラミジア
- 性器淋菌
- 性器マイコプラズマ
- 性器ウレアプラズマ
- カンジダ
- 膣トリコモナス
梅毒は血液検査で確認

血液検査で検査できる性感染症
- 梅毒(TP抗体/RPR抗体)
梅毒は活動性の評価や、感染の既往を調べるために血液検査を行いますが、診療では梅毒に特徴的な皮疹が出現していないかも確認します。

行為内容に合わせて検査部位を選ぶことが大切
行為内容によって、感染しやすい部位は異なります。フェラやクンニでは喉のクラミジア・淋菌検査、性器の接触があれば尿・腟分泌物検査、キスやできものの接触があればヘルペスや梅毒の確認も重要です。症状だけでなく、どこが接触したかをもとに検査部位を選ぶことが大切です。
フェラ・クンニ・キスによる感染を
予防するには?
フェラ・クンニ・キスによる性感染症を予防するには以下のことに気を付けてください。
- コンドームやデンタルダムを使う
- 口内炎や出血があるときは避ける
- 相手に症状があるときは性行為を控える
- 定期的に性病検査を受ける
ドキシペップによる性感染症予防

性病予防薬「ドキシペップ」の服用で、クラミジアは約88%、梅毒は約87%、淋菌は約55%、感染確率を減らす事ができるというデータが公表されています。
当院でも性感染症専門のクリニックとしてドキシペップの処方を行っています。感染者の多いクラミジア・淋菌をはじめ梅毒の感染予防効果も報告されている今注目の予防医療です。

当院での性病検査の流れ・料金プラン
東京検査クリニック五反田院の特徴


東京検査クリニック五反田院は性感染症専門クリニックです。品川区五反田駅から徒歩2分・完全自費診療・保険証不要・平日は21時まで診療を行なっており、忙しい方や検査に行くか迷っていた方、自分の症状について相談したい方などが通いやすいクリニックとなっています。保険証は不要で、受診履歴が会社や家庭に通知が行くことはありません。
プライバシーへ配慮した待合や番号呼び出しなど、可能な限りスムーズにクリニックを出られるように配慮がされています。「心配になった時にすぐに立ち寄れるクリニック」として患者様に安心を提供できるクリニックを目指しています。
- 五反田駅徒歩2分
- 平日21時・土日も診療
- 検査結果はWebで確認
- 即日迅速検査/即日治療可能
- 保険証/マイナカード不要で検査可能
- 他院での検査結果あれば処方可能
検査から治療の流れ
専門スタッフが丁寧に説明いたします
再来院は不要で検査結果はご自身のスマホから確認できます
診断や症状に応じて治療を行います
検査料金・プラン
| 検査料金・プラン | |
|---|---|
| 性器ヘルペス | 4,200 円 |
| HIV | 4,200 円 |
| 梅毒 | 4,200 円 |
| 淋菌・クラミジアチェック (性器or咽頭) | 7,400 円 |
| 淋菌・クラミジアチェック (性器or咽頭)【迅速】 | 13,400 円 |
| 淋菌・クラミジア トータルチェック (性器・咽頭) | 13,800 円 |
| スタンダードチェック | 21,800 円 |
当院は自由診療のクリニックであり、保険証の提示が不要で匿名での検査が可能です。また、診察料(初診料・再診料)は無料ですので、相談だけでもまずはご相談ください。
キスやクンニやフェラなど、実際の挿入以外でも性感染症は移る可能性があります。東京検査クリニック五反田院では、プライバシーに配慮しながら内容と経過、症状や不安に合わせて必要な検査項目をご案内しています。

フェラ・クンニ・キスで移る性病に
関するよくある質問
まとめ|フェラ・クンニ・キスでも不安があれば検査で確認を
フェラ・クンニ・キスは、挿入がなくても性病がうつる可能性があります。特にクラミジア・淋菌は喉に感染しても症状が出にくく、気づかないまま相手にうつすこともあります。不安な行為があった場合や、のど・性器の違和感が続く場合は、自己判断せず、行為内容に合わせて喉・性器・血液検査を受けることが大切です。
記事監修:島田航 泌尿器科専門医
2018年東京科学大学(旧東京医科歯科大学)医学部を卒業後、東京科学大学、JAとりで総合医療センター、土浦協同病院、神栖済生会病院にて泌尿器科を歴任。性感染症外来・泌尿器科外来に従事。
所属学会:日本泌尿器科学会/日本生殖医学会/日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会/日本産業衛生学会
▪️ 参考文献
1)Centers for Disease Control and Prevention. About STI Risk and Oral Sex. CDC; 2024.
2)Centers for Disease Control and Prevention. Transmission of Primary and Secondary Syphilis by Oral Sex — Chicago, Illinois, 1998–2002. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2004;53(41):966-968.
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4)Barbee LA, Dombrowski JC, Kerani R, Golden MR. Effect of nucleic acid amplification testing on detection of extragenital gonorrhea and chlamydial infections in men who have sex with men. Sex Transm Dis. 2014;41(3):168-172.
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